文芸作品
本を、あまり読まなくなってきたな・・・そう感じ始めたのは、いつからだろう。 もちろん、全く読まないわけではない。本は今も大好きだし。けれども、かつてのように履歴書の趣味の項目のトップに「読書」と書けるかと自分に問えば、今はもうできない気がす…
年賀状の欠礼を告げる喪中はがきが届く季節になった。同年代の人たちからのお知らせには少し緊張する。亡くなったのが祖父母であったのが、いつの頃からか父母という場合が多くなってきており、受け取るたび、ギュッと胸が痛む。 先日届いたのは、私の母の友…
例年より早く、肌寒さを覚える。昨日までの青空は今日は厚い雲に隠れ、今にも雨が降り出しそうだ。 少し頭が重い。窓を閉めに行くと、近所で赤ちゃんの泣き声がした。なんて元気がいいんだろう。大声で要求している。これこそが「若さ」か、と思い、感心する…