一筋の光、降り注ぐ光。

人生はなかなかに試練が多くて。7回転んでも8回起き上がるために、私に力をくれたモノたちを記録します。

心にも効くハーブの香り

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我が家のベランダには毎年春、バジルの苗が植えられる。ローズマリーはもう何年も、挿し木を繰り返して生き続けてくれている。ハーブとの付き合いは長いのだけど、さほど深いものではなかった。

 

ところが今年はちょっと様子が違う。春先に園芸店で求めた苗は、バジルだけではなかった。セージ、コモンタイム、ディル、チャイブ、セルフィーユ(チャービルのフランスでの名前)。ここにいつものスイートバジル、そして新しいローズマリーの苗も買った。

 

なぜ、今年に限ってこんなにいろいろな種類を育てようと思ったのだろう。多分、助けて欲しかったのだ、ハーブたちに。その頃の私は、心を明るく保ちたくてもどうにも上手くいかなかったから。

 

去年の秋、肩と足を同時に痛め、思うように動けない日々が続いた。メンタル面でも回復期ではあったけれど不安定な状態だった。長女の結婚が決まり、お祝いムードの中にも寂しさが募る日々でもあった。

 

今年になり、そうだ、ハーブだ!と思い立ち、気づいたらはまっていた。関連本を買ったり、苗を寄せ植えするコンテナを探したり、ハーブハーブと口ずさむ日々。何かに夢中になるなんてこと、本当に久しぶりだった。そして夢中になれたのが嬉しくもあった。

 

寄せ植えをするときの土の匂い。水を受けた葉のきらめき。触れるたび香気を放つハーブたちは本当に可愛らしい。

 

少し育ってくると、料理にも活用した。素晴らしい香りの効用を発揮して料理をワンランクアップさせてくれるのも有難かったが、収穫のときから元気を与えてくれるのには驚いた。摘むことで香りの成分が勢いよく鼻孔に届き、生命力が最も清らかな姿で私のからだに沁みわたってくるようだった。眠たがっていた心が目を覚ました。

 

ハーブを育てることで、私は救われたと思っている。瑞々しい香りと親しむことは、多分心にも効くのだろう。ハーブは花も食べられるし、どの花も本当に可憐で愛らしい。虫がつきにくい種類や栽培が簡単な種類が多いのも、私にはぴったり。次はどんなハーブと出会えるのか、とても楽しみだ。