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一筋の光、降り注ぐ光。

人生はなかなかに試練が多くて。7回転んでも8回起き上がるために、私に力をくれたモノたちを記録します。

精油がくれた幸せのヒント

アロマ

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心が軽くな~れ、とゼラニウムを一滴。
セルライトが減りますように、とグレープフルーツを一滴。

 

魔法の薬を調合するように、ベースオイルに精油を加え、マッサージオイルを作る。芳香療法のひとつ、アロママッサージをするためだ。一滴の精油は0.05ml。例えばローズ一滴には50本のバラの花が必要だと言う。まさに、植物のエッセンス。大事な一滴なのだから、扱うときも神妙にならずにはいられない。

 

植物の持つ、”人の心とからだに良い働きかけをしてくれる力”をもらう芳香療法(アロマセラピー)に、私はだんだん惹かれはじめている。

 

きっかけは、夏の旅行で友が教えてくれたマッサージだった。彼女は整体・マッサージの仕事の経験があり、アロマについてもしっかり勉強している。そんな信頼できる先生が、マッサージやストレッチなど、生徒となった3人それぞれに適したセルフケアを教えてくれたのだ。今思い返しても、実に贅沢なレッスンだった。

 

そのときに用いられたのが、友の自作のアロマオイル。これがとても心地よかった。自然な良い香りに包まれて、からだも心も緊張がほどけていった。香りで気持ちが良くなるだけではない。天然の有効成分は皮膚を通して血流やリンパの流れに乗り、からだ中を巡りながらその効能を発揮してくれると言う。マッサージは芳香療法の中でも最も効率の良い方法だということを、後で知った。

 

それぞれの精油の効能について書かれた本を見ながらマッサージオイルを作っていると、誰かのためにも作ってあげたくなるから不思議だ。それは遠くに暮らす母であったり、一緒に暮らす家族であったり。疲れた心を癒してほしい、自信を取り戻してほしい、と願う気持ちが強く湧いてくる。スキンシップをしながら、大切な人に心のこもった手当をしてあげられるのが、アロマオイルを使ったマッサージなのだろう。

 

一昨日、この春嫁いだ娘が婿どのと一緒に遊びに来て、ひとつ泊まっていった。夜には家にあるオイルでふくらはぎをマッサージしてやり、そして昨日は、娘のためにマッサージオイルを作ってプレゼントすることができた。アロマの本と、私の手元とをかわるがわる見つめる娘の嬉しそうな表情。瞳の輝き。とても良いひとときだったと思う。そして「彼にもマッサージしてあげたいから筋肉痛を和らげるラベンダーも入れてね」という娘の一言が聞けたのも、幸せなことだった。

 

ところで、私はこれまでアロマセラピーにはほとんど関心を持たずにきた。流行っているらしい、好きな女性が多いんだな、と感じてはいたが、きっと香水みたいなもので香りのファッションを楽しんでいるのだろう、くらいに考えていた。こんなに奥が深く、心とからだに効いてくるものだとは知らなかったのだ。

 

癒しとポジティブなパワーが得られるアロマの魅力に気づいたのは、今、私がそれを必要としているからに他ならない。加齢による心身の不調に加え、ここ数年、いろいろな出来事に遭遇し振り回されることが多かった。心も病んだし自信もなくした。だから、とてもタイミングの良い出会いだったんだなと、きっかけをくれた友には本当に感謝しているのだ。

 

マッサージオイルに加え、最近では、手軽に気分をリフレッシュできるエアフレッシュナー作りも楽しんでいる。精油を溶かし込んだ水を部屋にスプレーするのだが、とても具合がいい。市販品に多い人工的な香りではないし、体内に入っても安心な成分なのが気に入っている。自分好みにブレンドしていくのは、実験みたいでなかなか面白く、清々しい香りに包まれる心地よさを一緒に部屋にいる人と分かち合えば、楽しさは倍増する。

 

香りの効用は知れば知るほど興味深い。はまっていく人が多いのも頷ける。私はまだ、ほんの入り口で感動している段階だが、そのうちに、キャンドルやライトを使って香りを拡散する方法も試してみたい。アロマバスやコスメ作りにもいつか挑戦しよう。魔女の小箱では、少しずつ増えてきた精油の小瓶が出番を待っている。