一筋の光、降り注ぐ光。

人生はなかなかに試練が多くて。7回転んでも8回起き上がるために、私に力をくれたモノたちを記録します。

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巣作りをもう一度

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年末に転居をし、新しい年を迎えた。まだまだ片付け終わったと言うにはほど遠いが、ここへきてようやく落ち着いた感がある。転居に伴う各種住所変更手続きなどを、あらかた済ませたからだろうか。期限に追われて慌てているという焦燥感はなくなり、さてどのように暮らしていこうか、と考える余裕ができてきた。

 

引越しにあたり、我が家では初めての大がかりな断捨離をしたのだが、それでもまだスッキリした感じには至っていない。間取りは前の住居と同じようではあるが、全体に狭いのだ。この容積に対して、持ちモノが多すぎるということで、今後も「捨てる」「溜めこまない」習慣を継続していこうと思う。

 

とは言え、新たに必要になったモノも多いのが実際のところで、収納グッズを中心に結構買い物をしている。出費も嵩むし、サイズやデザインに悩んだりして負担ではあるのだが、この買い物、なんと面白いことだろう。

 

「洗面所は狭いからマットは小さめにしよう。ちょっとポコポコして可愛いのがいいな」
「お風呂の構造が今までと違うね。新しく棚を買おう」
「タオルをしまっておく場所がないから、カップボードの下の棚を使おうか。いくつかカゴを揃えなきゃ」
「キッチンの水栓は使いにくいなぁ。違うものに付け替えようね」

 

こんな調子で、家族からいくらでも提案が出てくる。もちろん全てを一度には揃えられないが、優先順位は自ずとわかるので、徐々に買い揃えている段階だ。まだランドリーラックやらカーテン(今までのでは少し幅が足りなかった!)やらトイレに置く棚やら、買わなくてはならないものがたくさんある。今週末には玄関に置くハンガーラックとアロマディフューザー(これは優先順位が高かったというより私のわがまま)が届く。あら楽しい。

 

おっと。これはまるで新婚生活のスタートのようではないか?

 

そう、四半世紀以上を共にする我々夫婦。初めての引越しにあたり、この際更新したい古いモノがたくさんあったのだ。「あれこれ考えて居心地の良い家を作って行こうね」と、同じ目標を確かめ合う。たとえ21歳の次女が一緒でも、これは再びの「巣作り」なのである。

 

いろいろあっての転居だったが、思い切って決行して良かったと今は思う。疲れたし、ストレスもたくさん感じた。今だって先のことは不安でいっぱいなのだけど。それでも何かが変わっていく、良くなっていく気がしてくる。「動く」ことは「始める」ことになるのだ、きっと。

 

今日は久しぶりに散歩らしい散歩をした。忙しかったのと少し体調を崩したのとで、なかなかのんびりした気持ちで外を歩くことができなかったのだが、自分の住む町をいろいろ探検したい気持ちがふくらんで、ついにスニーカーを履いた。

 

2時間ほど歩き回っただろうか。素敵なインテリアショップや可愛いフラワーショップ、雑貨屋さんなど、心惹かれる場所がいくつか見つかり嬉しい。これからしばらくお世話になる我が町に、心の中で「よろしくね」とつぶやいてみた。