一筋の光、降り注ぐ光。

人生はなかなかに試練が多くて。7回転んでも8回起き上がるために、私に力をくれたモノたちを記録します。

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フランスへ行きたい、は魔法の言葉

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夏バテっぽい。なんとなくブルーで心が弾まず、おまけに左の膝の痛みが続く。これはあまりよろしくないかも。

 

今年の夏は、早くから猛暑・酷暑で、この地方では39度を超えた日もある。暑すぎて、買い物に行くのも大仕事だ。それどころか、ベランダに出るのも苦痛で、植物たちに水遣りするのが精いっぱい。10分も外に出ると、頭がガンガンしてくる。朝でも夜でも、ベッタリとした熱風が吹き付ける。

 

だから、ここ数週間はほぼ家にこもっている状態。身の安全のためにはそれで良いと思うが、なかなか心が楽しめない。5月のダイアリーを読み返すと、

 

もっとバードウオッチングしよう!
いろいろ勉強しよう!
毎日クリエイティブなことをしよう!
筋力をつけたい!

 

など、前向きな言葉で溢れているのに。…ああ、2カ月前の自分に嫉妬してしまう。

 

こもっているとは言っても、これで結構やることが多く、家では忙しく過ごしているのだ。毎日、筋トレとストレッチもしているし、それなりに家事もして。仕事の調べものをしたり、暑中見舞いを書いたり、刺繍をしたり、本を読んだり、映画を観たり。ああ、今日もいろいろ頑張ったな、こなせたな、と思っていつもベッドに入るのだけど。うーん。

 

とにかく暑すぎるのだ。本当に恐怖を覚えるほどで、まずそこにショックを受けているのかもしれない。そして膝の痛み。やっぱりクリニックへ行くべきかという迷い。(とっとと行けばいいのに、暑い中を十数分歩くことにすら恐れをなしている私)

 

もひとつ言えば、原因としてヒデキロスが、結構あるのかも。いつまでも続いているというか、だんだん重くなっているというか。これほどまでに好きだった?と自分でも意外なほど。何なんだろうこれは。恋をやり直しているのかなあ。

 

YouTubeで若い頃の彼の姿をUPしてくれる人が増えてきて、つい見入ってしまい、懐かしく悲しく、ベソベソと涙を流す。同時に何故か甘やかな幸せも感じていて。それがとても不思議なのだ。

 

西城秀樹さんという方は、本当に凄い。素晴らしい。もう称賛の言葉しか思いつかない。(いっぱい並べ立てたいけど、恥ずかしいからここではやめておく)

 

動画に寄せられているコメントを読んでウンウン!と共感したり、同じ思いの人がたくさんいるんだ!と嬉しくなったり。そうなの?と感動したり。胸が震え、感情が揺さぶられ、ウルウルして勝手に疲れている。

 

そんな(心の)夏バテぎみな私なのだが、実は今、ときめくフレーズがひとつあって。それは「フランスへ行きたい」という魔法の言葉。

 

そもそも、昔からずっとフランスには行きたかった。ほんの数週間でいいから「パリ暮らし」というのをしてみたかった。そこを基点に、フランス内のあちこちを旅するのが夢だった。でも、思っている間に、どんどん年月は流れていって、私の本気度はその程度なのかもねー、なんて諦めかけていた。

 

それが、2016年の秋から何となく録画して見始めた、NHKの「旅するフランス語」で、フランスへ行きたい思いが再燃したのだった。と言っても、その頃は気持ちがよみがえっただけで。

録画したものとテキストを照らし合わせながら真面目に勉強しだしたのは、それこそ、この5月から。2016年10月~2017年3月のものと、2017年10月~2018年3月のものを教材とし、週末を除きほぼ毎日、約1時間、フランス語に向き合っている。

 

いやいや、その教材でその程度の時間では、フランス語を勉強しているとはとても言えない。

 

そう。そうなんだけど。それはわかっているんだけど、私にしては毎日続けているということが大前進で、ここへきて自分の本気度を信用できそうになっているのだ!

 

毎日フランス語に触れて「フランスへ行きたい」という言葉を口にすると、不思議なくらい、胸がときめく。こうして毎日親しんでいることで、引き寄せて「実現しちゃうかも」と思えてくる。思うに、フランス語を勉強しているというよりも、フランス行きを引き寄せているつもりなんだろう。だから、「覚えられない~」とぼやきながらもすごく楽しい。

 

フランス語の響きが、とにかく好きだ。自分で発音するのは難しいし、文法も難しいけど、毎日触れていれば、いつか少しはあの響きで、簡単な日常会話ならしゃべれるようになるかもしれない。「うん、そうなるよきっと」と自分を応援している。「そして、フランスへ行こうね」と。

 

語学番組はあまり見たことがなかったのだけど、「旅するフランス語」は支持、不支持、大きく分かれる番組だろうな。

 

私は、旅人としてパリや南仏を訪れる設定で学んでいく形が、とても見やすいと感じた。お洒落なカフェやレストラン、歴史あるロマンチックな通りや建物、アートや芸術家を通しての町の紹介、そして今を生きる魅力的なフランスの人々の言葉と笑顔に、「ああ、いいなあ。素敵♡」と、毎回楽しい気持ちになる。

 

旅番組的な要素が強いんだと思う。それで私は親しめるのね。ポエム的な世界観も結構、好み。常盤貴子さんも好きな女優さんだし。テキストの巻末にある読み物も、ちょっと知的好奇心をくすぐってくれる。

 

というわけで、どこにも出掛ける気になれないこの夏の(ちょっとザンネンな)私を、唯一、外向きにさせてくれるのが、「フランスへ行きたい」という思いと、それを支えてくれる常盤ちゃんの番組なのだった。

 

で、今、気づいた。私がフランスに憧れを感じ始めたのは、遠い昔、HIDEKIが「傷だらけのローラ」のフランス語バージョンを歌った頃だったかもしれない……。あぁ……。

 


と、ここまで書いてきて。ちょっと時間がたって。

 

昨日は曇りがちだったせいかそれほどまでの暑さではなく、夕方ベランダに出て、暑さにやられたハーブたちを切り戻すことができた。

 

窓越しに枯れた枝を見てずっと辛かったから、スッキリできて気持ちが少し楽になった。そして、枝を切るとき、枯れてもなお心地よい香りを放ってくれる彼らに癒され、申し訳なさと愛おしさを感じた。ずっとお世話してなくて、ごめんね。

 

酷暑はもう結構。早く涼しくなってほしい、本当に。
そして、今日は台風12号の進路を警戒している。なんとも大変な、夏である。