梅雨が明け、厳しい日差しの日々がやってきた。向日葵の明るい黄色が青空に映えるけれど、どこか悲し気に見えてしまう。
毎朝、西日本豪雨の被害状況を見聞きするにつけ、胸が苦しくなる。とりあえず今の私にできることは、義援金を送ることと、ホ・オポノポノによるクリーニングをすることだ。
ありがとう
ごめんなさい
許してください
愛しています
自分の中に湧き上がる「ひどい。悲しい。あんまりだ。気の毒過ぎる」という感情に向けて、ひたすら4つの言葉を降り注いでいる。まず自分の内側に平和を取り戻すことが大切だと信じて。
ポノを実践して3年目。嬉しいシンクロニシティやちょっとしたミラクルが増えてきて、毎日を幸せと感じられるようになってきた私がいる。
でももちろん、いろいろな出来事がある日常では、ネガティブな感情も度々立ち上がってくる。ただ、昔よりその頻度は減り、解決までの時間も短くなっていると実感しているのだ。
クリーニングが習慣になっているからなのかな。多分、ネガティブな感情に対して反射的に、まず客観的にそれを眺められるようになってきたからだと思う。繰り返し行うことで、訓練されてきたのだろう。
ああ、私、今、落胆しているな。
この感情はきっと、嫉妬だよね。
なんだかないがしろにされてる気がして怒ってるのか。
仲良しの輪の外だと思ってしまって、寂しいんだね。
落胆とか嫉妬とか、怒りとか寂しさとか…。
今、痛みを感じているその感情に名前を与えると、クリーニングがしやすくなる。ただなんとなくモヤモヤ、イライラを胸に抱えているときよりも、数段。それは最近、気づいたことなんだけど。
ネガティブとまでは言えないような焦りも、期待も、判断もクリーニングする。
すると、私がこうなってほしい、こうしたい、と想像していたはるか上を行く感じで、シンクロニシティやミラクルは起こり、いつの間にか問題はきれいに解決していく。無理のない、とても穏やかな形で。自分では考えもつかないようなコースで。そんなことが本当に多くなった。
実は最初のうちは、ポノのおかげかどうか半信半疑だった私。けれど今は、クリーニングすることによって、自分が本来持っているはずのパーフェクトな流れにうまく乗れたんだな、と、理屈でなく肌で感じられるようになった。
ホ・オポノポノとは、「物事を正す」という意味とのこと。人は本来、パーフェクトなタイミングの波に乗って、いのちを輝かせることができるように出来ている、というのがポノの考え方のようだ。妨げてしまっているもの(太古からの膨大な記憶)を、クリーニングし続けることで、本来の完璧な流れと自由を取りもどせるのだ。
もしかしたら、ポノをしていなくても問題は同じように解決していたかもしれない。過去はやり直せないので、それは検証できないのだけど。
ただ、以前の私は、問題が起こると慌てて、何とかしようともがくことが多かった。早くこの苦痛から逃れたい、そのためにはどうしたらいいの?とばかりにジタバタして、結局さらにこじらせたりしていた。苦しかった。
今は、とても気持ちが楽だ。何か問題が起きても(歓迎はしないが)、ポノがあるから慌てなくていい、「ほら、頑張らなくちゃ!」と自分を追い立てなくていい、そう思えるだけで、明日も怖がらずに生きていける。
私が本当に怖いのは問題そのものではなく、問題が起きた時に狼狽して上手く対応できないんじゃないか、という不安なのかもしれない。健康上のことも、経済的なことも、離れて暮らす老親のことも、自然災害のことも、そして愛する者との死別、自分の死についても。
もちろん今も、それらの問題に対応できる自信はない。でも、ポノとともに日々を丁寧に生きていけば、先々起こることにいたずらに怯えながら過ごさずに済む。そして、ポノとともにあるというのはウニヒピリ(私の中のもう一人の私、潜在意識をポノではこう呼ぶ)を尊重しながら生きるということで、そこに難しさはなく、むしろとても楽しいし、機嫌よくいられるのが嬉しい。
※ウニヒピリについてはこちらでも書きました。
ところで、夢とか目標とか、持った方が良いと一般的には言われていることについても、ポノではクリーニングするのだそうだ。
望んでいることが自分にふさわしいかどうかはわからない。だから、夢や目標に対する思いをクリーニングすることで、望んだ夢へと導かれるか、あるいはその夢への思いが変わっていくのか、いずれにしても正しい道に導かれるのだと言う。
私は私でしかなく、他の誰にもなれない。なろうとしなくていい。本当の自分を生きることが、本来の流れであり、幸せはそこにある。…ポノに出会うまでは、そんな考え方を知らなかった。
でも、そう考えてみると、これまでギュッと握っていた「こうなりたい」「こうしたい」という大小の野望(笑)から自由になれて、かたくなさから解放されて、すごく軽くなれるような気がする。
手放すことは心地良い。まだまだ、道半ばだけれど。(溜め込んだ煩悩をひとつづつ消しているところ笑)
さて、今は被災地の痛みを自分の問題として捉え、4つの言葉と「アイスブルー」という言葉で、クリーニングを繰り返している。
ポノを実践しているといっても、私はクラスにもセッションにも行ったことがなく、ただ「ホ・オポノポノ手帳」を愛用し、何冊かの書籍を読んだだけのビギナーである。どれほどのクリーニングができているか心許ないが、とにかくシンプルにやっていこうと思う。
いや、もっとクリーニングツールを増やした方がいいのかな。その方が各々の状況に合わせた丁寧なクリーニングができるのかな。実は、迷っているところである。
それにしても、西日本各地の豪雨被害はあまりにもむごい。これからの酷暑も、本当に心配だ。台風も増える季節。荒ぶる自然を前に立ちすくむ。…私たちは何かに試されているのだろうか。
ありがとう
ごめんなさい
許してください
愛しています