一筋の光、降り注ぐ光。

人生はなかなかに試練が多くて。7回転んでも8回起き上がるために、私に力をくれたモノたちを記録します。

自分の中に変化を感じた2月―刺しゅうの可能性にときめく日々

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 今年は閏年だから29日まであるけれど、2月はやっぱり短くて、だからこそ大切にしてあげたくなる特別な月だ。柔らかな日差しは春の近さを感じさせ、時折吹く良い香りを乗せた風は、楽しい予感のようなものまで連れてくる。

 

ふと気づいたことがある。最近の私、「楽しかったー!」と言うことが増えたみたい。他にも「なんて可愛いの!」とか「嬉しい、ありがとう」「もー大好き♡」とか、素直な喜びの声が、臆面もなく口から飛び出している。もちろん良いことなんだけど、ちょっと驚いている。笑

 

PCが壊れて買い替えなければならなくなった等々、相変わらず金銭的な危機は繰り返しやってくるのだけど。それでも友情や家族の絆を感じる局面が多くなったし、そうそう、次女に勧められて応募した「セリアde川柳」は33,000を超える作品中の35作品としてノミネートしていただいた。グランプリは逃したけれど、やっぱり嬉しい。

 

先日は弟夫婦が遠くから遊びに来てくれた。義妹に会うのは何年ぶりだろう!とても楽しいひとときが過ごせて、今も胸が温かい。

 

外出も増えた私。街なかへ出るのがずっと億劫だったのに、年末に次女に連れ出されたのをきっかけに、結構な頻度で都心部に行くようになっている。

 

「54字の物語」を作ってみようという、氏田雄介さんのワークショップに行ってみたり、西城秀樹さんの写真集『HIDEKI FOREVER blue』出版記念パネル展にも(もちろん)出向いた(4回ね)。新聞社勤務時代からの飲み友おじさんたちから久々にお誘いがあり、笑いっぱなしの再会も楽しんだ。

 

そして、一昨日は「布博in名古屋」へ。"布"にまつわる作家さんたちの作品群が見られるとあって、雨の中、ワクワクしながら出掛けて行った。

 

一番のお目当ては、大好きな刺しゅう作家のatsumiさん。会場内ステージでのトークがあると知って、これだけでも入場料払って行く価値がある、と思ったのだった。

 

とても興味深いお話が聞けたし、想像通り素敵な方で嬉しかった。刺しゅうの魅力、その表現の可能性について、楽しく思いを遊ばせてもらえる時間だったと思う。

 

サテンステッチがお好きとのこと。私は苦手なの。でもそうだなあ、練習して好きになりたい。頑張ろう。「刺しゅうは好きなんだけど縫製は得意じゃない」というくだりには共感です!笑

 

会場を巡ると、オリジナルの服、生地、布小物、ニット、刺しゅうアクセサリーなどなど、今をときめく作家さんたちの自信作が山盛り。本当に素敵なものがいっぱいで、見ているだけで幸せな気持ちになれたし、自分の創作時に参考にしたくなるヒントをたくさん拾わせてもらえた。

 

中でも一目惚れで、その場から動けなくなってしまったのが、片山邦子さんのnico*iro (にこいろ)。染めたオーガンジーに優しい色味のビーズ刺しゅうを施した、とっても繊細で愛らしいアクセサリーの数々にびっくり仰天。

 

綺麗すぎる。
どうやったらこんな素敵なものが作れるの?
私にもできる?
教えてもらえたらどんなに素敵だろう。
やっぱり刺しゅうってすごいわ!

 

・・・恋に近いときめき。

 

布と布雑貨では、温かみのあるお洒落なデザインを手捺染という技法を使って丁寧に染め上げ、手作業で縫製しているというnocogouさんが、私には特に印象的だった。とにかく、図柄が可愛い。それでいて上品で、ナチュラル、心地よい。森をデザインした布と、レモンとローズマリーをモチーフにしたマスキングテープを購入。

 

世の中にはお洒落で可愛くて素敵なものが、どんどん生まれているんだね。と、たくさんの実物を前に、感嘆しきりの一日だった。本当に行って良かった。

 

さて、この経験を私はどこまで活かせるかな?

 


ところで。
刺しゅうに関心を持つようになってからというもの、私はさまざまな「模様」に目が向くようになってきた。例えばTVで知ったイングランドの陶器デザイナー、スージー・クーパーのティーカップの模様。アステリを並べただけなのに、なんでこんなに可愛いんだろう、とときめいた。これ、刺しゅうで絶対再現してみたい!と。

 

マスキングテープの色柄や、包装紙のイラストにも、ときめくデザインを見つけては模写をする日々。道を歩いていても草花の形状や、見上げる木の枝のレースのような繊細さに感動し、スマホで撮影して参考にさせてもらう。

 

なかなか技術が追い付かないが、刺しゅうで試してみたいものがどんどん増えていく。この頃では風景などをゆるいタッチで描いてみたいな、という気持ちが膨らんでいて。

 

どこかで見た景色とか、何かで見た街角の絵や写真、映像。なんとなく懐かしいような、優しい気持ちになれるような風景を、スケッチ風に刺しゅうできたらいいな、と。

 

先日、まずは絵筆の使い方を教えてもらうような気持ちで、桜井一恵さんの図案集から海辺の景色を選んで刺してみた。麻布にシンプルに。糸の色数を抑え、細めの線もあえて真っ直ぐにせず。こういう表現も面白いなと思い、刺してる間中、楽しかった。次は、自分のデザインで描いてみたいなあ、と思う。

 

レモンイエローのスイートピーが視界に入る。優し気な姿に心が和む。

 

「楽しかったー!」をいっぱい乗せて、生まれ月なのでひとつ年齢も重ねて、甘い花の香りとともに2月も去っていこうとしている。3月もこのまま、明るい気分のままで春の訪れを喜べますように、と願いながら空を見上げた。

 

世の中には不安なニュースもあり、新型コロナウィルス感染拡大など本当に情勢が気になるけれど、どうか早く終息に向かいますようにと祈りつつ、とにかく予防、健康管理に気を付けたい。早く安心して日常生活を送りたいですね。