一筋の光、降り注ぐ光。

人生はなかなかに試練が多くて。7回転んでも8回起き上がるために、私に力をくれたモノたちを記録します。

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花の名は?―心和む優しい春散歩

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晴れた春の日は忙しい。
暖かくなったら始めよう、晴れたらやろう、と思っていたことが山積みだからだ。

 

冬物の片付け、寝具の手入れ、ベランダの大掃除。
店頭に並ぶ明るい色が嬉しくて、たくさん買い込んでしまった春野菜の調理。

 

あれもこれも、晴れている「今日」にやってしまおうと、心が焦る。なにも焦らなくてもいいのにね、と我ながら呆れるのだが。

 

雨が降りそうな曇天とか、降り込められた寒い日とかが、とても苦手である。気圧のせいかなあ。晴れていないと気持ちが沈みがちになり、なかなか頑張ろうと思えない。

 

だから、晴れている「今日」はとても貴重。無駄にできない。それで追い立てられるような気分になってしまうんだね。

 


ところで、昔…中学の時だから大昔、ある教師が「今日の仕事は明日に持ち越すな」とよく言っていた。なるほどなと思った。でも、私は明日に持ち越してばかりだ。先生、ごめんね。

 

最近は、むしろ積極的に「明日の自分に期待しよう」と、さっさと寝てしまう。これまでの経験で、明日の自分は結構、頼りになるヤツだとわかってきたからだ。同じ仕事でも、短時間でより高いパフォーマンスをしてくれるのなら、明日の自分に任せようかと。

 

まあ、駄目なときもある。その日が曇天だったりするとね。

 

でも、「ああもう、こんなこともできないなんて。自分が嫌になる~」と思ってたことが、別の日だと、何の問題もなくさっさと片付けることができたりするのは本当で。

 

気が乗らないときは、何をやっても駄目なのかもしれない。そして、気が乗る日がずっと来ないわけではないらしい。いや、信じてもらえた「明日の私」は、余裕の笑みさえ浮かべて、その仕事を嬉々としてこなすことすらあるのだ。

 

・・・と、何の前振りかと言えば、全てほっぽらかして散歩に出てしまう話で。

 


春が来ているのだー! 朝からピカピカの青空なのだ!
もうきっと、桜も咲き始めている。あの道の草花も可愛い顔を見せているはず、あの家のお庭も花盛りに違いない。隣町の花屋さんも、久し振りに覗いてみたい。

 

もう無理。家になんていられない、とばかりに、私は散歩の仕度をする。

 

トートバッグに小さなタオルとスマホ。100円ショップで買った、スマホに取り付けるクリップ型のマクロレンズ。“映える”花になってもらうため、水を入れたスプレーボトルも用意する。(他所のお宅の植栽には、さすがに水はかけませぬ)

 

暑くなると日傘や帽子が必要になるし、虫が増えて歩きにくいので、心軽やかに散歩を楽しめる時期は限られている。期間限定。

 

私の散歩は、体力づくりのためというより、心の栄養のためだから、義務にするつもりはない。散歩はストレス対処法の有力候補。今風に言えば、コーピング?

 

日差しや風を心地よく感じられる今の季節は、全くもってベストシーズンだ。草木が芽吹き、花が咲き、小鳥たちがさえずる。愛でる気持ちが心を開放する。三大幸せホルモンの、セロトニン、ドーパミン、オキシトシンが、どんどん分泌されているんじゃないかな。

 

去年、夫に勧められてスマホに入れたアプリ「ハナノナ」も大活躍の季節だ。

flowers.stair.center

 

アプリを開発したのは、千葉工業大学 人工知能・ソフトウェア技術研究センター(STAIR Lab.)。無料なのに広告も出ないのは好感が持てる。操作も簡単で、直観的に親しめるのが嬉しい。

 


「可愛いお花さん、あなたは何というお名前ですか?」

 

そう声を掛けたくなることが私にはよくあるのだが、そんなときには「ハナノナ」を開いたスマホを、花にかざす。

 

それだけのアクションで、人工知能(AI)が花の種類を判定し、数秒で花の名を表示してくれるのだ。そのまま撮影もできて、自分だけの花図鑑を作ることも可能。

 

実は、名前を間違えていることも結構あるし、表示が二転三転して「メチャクチャ迷ってますね」と笑っちゃうことも多いのだけど、そこはAI。これから経験値を積んで進化していくのだろう。

 

それに間違いもちょっと面白い。夫が私の顔にかざしたら、「オニヒマワリ」と出たことがあった。はい、私はオニヒマワリね。失敬だな、君は。笑

 

✻こちらの記事が分かりやすかったです↓

www.pen-online.jp

 


昔、ワインのエチケット(ラベル)を携帯のカメラで撮ってメールで送ると、どんなワインかを返信してくれるサービスがあったのを思い出した。今もありそうだね、きっともっと便利になって。

 

見つけた野鳥の種類を、すぐに教えてくれるアプリもないかな、と思ったけど、そもそも野鳥は近づけないから、撮影そのものが難しいか。

 

 

それにしても。
もうかなりAIが身近になっていて、知らない間にいろんなシーンで便利になってきているのかもしれないなと、ふと思う。例えば、翻訳サイト。

 

インスタに外国の人からのコメントをいただいたとき、返信がいかにも翻訳サイトっぽくてネイティブには苦笑されちゃうようなものだったらイヤだな、と思ったことがあった。

 

世の中には無料の翻訳サイトがいくつかあるけど、これも夫に勧められたのが「DeepL翻訳」。AIを駆使し、高精度で自然な翻訳ができると評判なのだとか。

www.deepl.com

 


《私が書きたかった内容》
コメントをありがとう!
そうです!この刺しゅう作品のモデルは、Il Consiglio di Siciliaさんです。
とても素敵なエントランスなので、作品にしたくなったのです。
いつの日か、あなたのお店に食事に行くことを夢見ています。

 

《某翻訳サイトでの英訳》
Thank you for your comment!
That's right! The model for this embroidery work is Il Consiglio di Sicilia.
It's a very nice entrance, so I wanted to make it a work.
I dream of going to your store for a meal someday.

 

《DeepL翻訳による英訳》
Thanks for the comment!
Yes! The model for this embroidery piece is Il Consiglio di Sicilia.
It is a very nice entrance, so I wanted to make a piece of art.
I dream of going to eat at your restaurant someday.

 

お店がstoreでなく、前後の意味からrestaurantになっている!

 

《自分なりに部分修正》
Thanks for the comment!
That's right!The model for this embroidered piece is you, "Il Consiglio di Sicilia"!
I loved the photo of your entrance on Instagram, so I wanted to turn it into a work of art.
I'm dreaming of going to your restaurant for dinner someday.

 

一応、微修正して、無事コメント完了。面白かったし、勉強になった!

 

✻いったいどんな刺しゅう?と思われた方、恥ずかしながらこちらです↓

tsukikana.hatenablog.com

 


AIって、これから暮らしの中に、どう根付いていくのだろう。

 

お掃除ロボットも持っていないし、スマートスピーカーも使いこなせていない。ハイテクには尻込みしがちで、AIとは最も遠い場所にいるような私だが、今ちょっと興味を持っているものがある。それは、愚痴を聞いてくれたり、相談に乗ってくれたりするAIコミュニケーションアプリ「SELF」。

self.software

 

キャラクターとの会話で、メンタルサポートが期待できるらしい。使えば使うほどロボットが学習し、アドバイスしてくれたり寄り添ってくれたりするというのだから、一度は試してみたいかも。愚痴って、なかなか人に言えないしね。

 

世の中は劇的に変化しているようだ。私にとっての一番身近なAIは、ちょっとまだドンクサイ「ハナノナ」だけど、ささやかな楽しみの散歩に素敵な彩りを添えてくれている。

 

知らない花を見つけるのは楽しい。その花の名をすぐに確かめられる(間違いもあるけど)のは、さらに楽しい。これからも、私のお散歩の相棒でいてほしい。

 


実はここのところ、家族や自分の体の心配事が増えたり、諸々用事なども重なって、ちょっと疲れ気味だった。何をするにも動きが鈍い。

 

次から次へとやるべきことが積もってきて、「タスクこなせる?散歩してる場合?」と、眉を顰めるもうひとりの自分もいたのだ。しかし、グズグズと動けないことより、トコトコと歩くことを選んだ。

 

ちなみに昨日は、午前中の散歩を満喫し、心が和んだためか、午後は目いっぱい働いた。明日の自分に任せるまでもなく、ちゃんとその日のうちに期待に応えてくれた「今日の私」。

 

心を遊ばせることって、大事!

 

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