一筋の光、降り注ぐ光。

人生はなかなかに試練が多くて。7回転んでも8回起き上がるために、私に力をくれたモノたちを記録します。

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ワントーン明るく!

クロスについた水滴の画像

 

家の窓から遊園地の観覧車が見える。
クリスマスあたりから日が暮れるとライトアップされ、毎晩これを見るのが、冬の間の私のちょっとした楽しみになっている。

 

小さな光のつぶが、指輪のように円形に並んできらめき、とっても綺麗。色はグリーンとゴールド。ところどころ、赤いつぶも配置した可愛い指輪だ。

 

これ、ごく近くで見たら印象が変わるのだろうなあ…とも、実は思う。夜に観覧車のそばまで行ったことはなかったけど、多分そうだ。

 

冬の冷えた空気を通ってここまで届いた光。寒風を抜けて、星のようにまたたいて。だからきっと、私の好みの色と、控えめな輝きになっているのだと思う。

 


透明感のある色味が好き。
光を通したステンドグラスとか、江戸切子のカットグラスとか。クリスタルガラスの淡色のビーズも見惚れる。いや、ビー玉やおはじきだっていい。

 

思うに私、色のついたガラスが好きみたいだ。それを光にかざして少し色を飛ばし、輝きを加えた感じ。小さい頃からずっと、そういう色を目にすると心が弾んだ。

 


「好きな色は何色?」
と聞かれると、ちょっと困った。

 

赤も白も青も、緑も黄もピンクも好きだし、同じ赤でも好きな色味とそうでない色味があった。だから、グラデーションが美しい「虹」の色が好き、などと答えたりした。虹の、はかなげな淡い質感も好きだった。

 


透明感がない色味も、実は好き。
私は1年くらい前から刺し子に興味を持ち、それ以来、刺し子糸の持つマットな色の味わいに、これでもかと魅了され続けている。

 

パステル系の優しい桃色の糸が春のお花畑を作り、こっくりとした葡萄色で刺せば、たちまち秋の景色が広がる。複数の糸色の組み合わせによる表情の変化ときたら、軽く衝撃を受けるほどだ。色って本当に、奥が深くて面白い。

 

✻刺し子ブログも書き始めています↓

tsukikana2.hatenablog.com

 


ここ数年、ニュアンスカラーとかくすみカラーと呼ばれる色味に、人気があるようだ。ちょっとスモーキーな、グレイがかったような中間色。刺し子糸にもよくある。柔らかで上品な印象で、昔から目にしていたはずだが、何故か新鮮に感じる。

 

最近は衣料系だけでなく、例えば文具などでもよく見掛けるようになり、私も数か月前、100円ショップでくすみカラーの色画用紙と付箋、丸シールを衝動的に買った。この手の商品のビビッドな色の氾濫に、ちょっと疲れているのかもしれない。

 


色のトーンや輝きによって、気分というものはある程度コントロールできるようだ。

 

例えばスマホのカメラで撮影をするとき、私はほぼ毎回、ワントーン明るめに設定する。その方が心地良いからだ。

 

物撮りをするときは、照明を使わなくて済むように、できるだけ自然光の中に置くのだが、あまりに光が強いと影が濃く出てしまう。そんなときは、レースのカーテン越しの光にして、設定のコントラストを下げ、明るさを上げるようにすると、望んでいた表情に近づく。

 

時にはワントーンどころか「白飛び」と思われるくらい、明度を上げてしまうこともある。が、それがその時の気分だったり、狙いだったりすることもあるので、それもまた良しとする。

 

最近、トンボのABTでいたずら描きみたいなイラストを描くことが増えたのだけど、これも水筆を使って、ワントーン明るく、淡くしてみると、自分が欲しかった表現に近づく。

✻私のお気に入りのABTはノルディックの6色セット↓

トンボ鉛筆 筆ペン デュアルブラッシュペン ABT 6色セット ノルディック AB-T6CNR

 

今の私、ワントーン明るめが好みのようだ。
そうか。この際、気持ちの方もワントーン上げるように心掛けよう♪

 


ところで。
今年2022年のトレンドカラー(流行色)は、「ジョリー・コーラル」と「ベリー・ペリ」なのだとか。ん?どんな色?ってなるのは、私だけじゃないと思う。笑

 

ジョリー・コーラルは、JAFCAという“色”にまつわる事業を行っている協会が選んだトレンドカラーで、オレンジをベースとした、優しい蛍光色カラーとのこと。カラーコードが付いていたので、ちょっと再現して貼ってみる。

Jolly Coral(#F18D5F)の画像

Jolly Coral(#F18D5F)

新型コロナウイルスやそれによって制限された生活に不安を感じていた2020年、2021年。先行きの見えない社会で生きる私たちを労り、前へと導いてくれる、という意味が込められた色である。

 

そして、ベリー・ペリは、PANTONEという世界的な色見本帳を出している企業が選んだカラー・オブ・ザ・イヤーで、初の新色とのこと。少し紫がかった淡いブルーだ。

Very Peri(#6667AB)の画像

Very Peri(#6667AB)

このカラーは、すべての青のなかで最も幸せで温かみがあり、同時に新しさや力強さをもたらす色だ、と同社は言う。

 

✻「Workship MAGAZINE」などを参照

goworkship.com

 


私たちの未来に新しい光を照らし、導いてくれる。そんな今年のトレンドカラーを、生活の中に取り入れてみるのも良さそうだ。

 

で、私はそれをやっぱり、ワントーン明るくしようかな、と思う。いや、たっぷりと明るくしてみようかな。ワントーンのワンというのは、非常に曖昧だけど、融通がきくとも言えて、便利かもしれない。笑

 

私の中でも、2022年が動き出している。
明るく優しく柔らかい色たちに力を貸してもらえば、毎日がもっと素敵になるのではないか。
そんな気がする。

 


✻遅くなりましたが、本年初の更新です。2022年も、どうぞよろしくお願いいたします。
本当に、明るい光に照らされるような年になってほしいですね。
厳しい寒さが続きますが、心身、どうぞご自愛ください。

 

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