一筋の光、降り注ぐ光。

人生はなかなかに試練が多くて。7回転んでも8回起き上がるために、私に力をくれたモノたちを記録します。

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まだ道半ば!実家の片付け

 

清水の実家に、片付けと遺品整理のために行ってきた。2か月ぶりである。

 

出掛けたのが梅雨入りとほぼ同じタイミングだったので雨を心配したが、向こうでは傘を使わずに済み、助かった。むしろ、暑さに閉口した。本当に蒸し暑かったなあ。

 

今回の主なミッションはふたつ。
そのひとつは、粗大ごみを引取りに来てもらうこと。

 

といっても、あちらのルールで1回につき7点までの回収なので、まだまだ古家具類は片付かない。前に回収に来てもらったのはちょうど1年前だった。このペースではいつ終わることやらだ。ちゃんと計画しなくっちゃ。

 

✻前回の回収の話はこちらに書いています↓

tsukikana.hatenablog.com

 


粗大ごみに限らず、ごみ出しのルールは自治体によって違うので、よく注意しなくてはならない。

 

例えば、私の住んでいるN市では、使い捨てライターは中のオイルを抜いて(使い切って)無色透明の袋に入れ、可燃ごみ(週2回)の日に可燃用指定袋に隠れないようにして集積場所に出すことになっているのだが、清水ではオイルを抜いていないライターでも、不燃・粗大ごみの日(月1回)に、別袋に入れて一緒に置いておけば持って行ってくれる。事前(1週間前まで)に申し込みが必要だけど、大量に残された父のライターを処分するのにとても助かった。

 

逆に、スプレー缶の出し方は、清水では中身を使い切って穴を開けずに、中が見える袋に入れて「スプレー缶」と表示し、資源ごみ(びん・缶)の日(月1回)に集積所に出すというルールだが、N市では中身が残っている場合でも環境事業所に自分で持ち込めば引き取ってくれる。中身が空なら、ライターと同じように可燃ごみの日に別の無色透明の袋に入れて出せるのだけど・・・スプレー缶の中身を使い切るって、ホント大変なのだ。1本や2本ならともかく、実家からは何本も出てくるし、新品だったり反対に古過ぎたりするものもあったりして触るのすら怖く、どうしようか困っていた。N市の環境事業所、ありがとう!

 

とにかく、自治体ルールは細かい。
ひとつ何かを処分するにも、いつどこにどうやって出せばいいのかサイトなどで調べ、スケジュールを考えて決めていかなくてはならない。

 

しかも、ルールには小さな変更も頻繁にあるから油断ならない。入れる袋が半透明でOKだったものが、ある日を境に無色透明でなければならなくなったり。そんなこともある。

 

業者さんに全部任せて一度に片付けてしまえばラクだし早いのだろうけど、私はその道を選ばなかった。時間はかかるけど、父母の思い出のモノたち、ひとつひとつと、納得してお別れしていきたいと思った。

 

いや、本音を言えば、実家じまいを急ぎたくなかったのだ。父母の不在をうまく受け入れられない自分には、彼らが実在した場所を何度も訪れることで諦めていくしかなかった。そのために、時間をかけたかったのだ。

 

コスパ的にもタイパ的にも、全くもって合理的ではないのだけど・・・。

 


ただ、4月にひとりで訪れたときは、ひどい疲労感の中で「そろそろ決着をつけないと」と、ついに思った。そして、夫とふたりで訪れた今回もまた、その思いを強くした。

 

その理由は、もうひとつのミッションだった庭木の剪定である。
正確には、うちの木ではない。風か鳥によって運ばれてきたものだろう。以前はなかった雑木が、雑草以上にやっかいな存在になっていた。

 

道路に張り出すように伸びた枝が、大型車の走行の邪魔になっている。
晩秋に散る大量の枯れ葉が、風に舞い、ご近所の迷惑になっている。
しかもその木は、柚子の木やブルーベリーの木の養分を吸い取ってしまうらしい。

 

その事実を知って、今回は夫に木を切ってもらうように頼んだのだった。直径10cmはあると思われるその木を、彼は到着してすぐに切り倒してくれた。

 

いったい何という木なのだろう。高さは既に2階に届こうとするほどだった。驚いたのは、夫がGoogleのストリートビューで確認したら、2年前にはそんな木は写っていなかったと言うのだ。そんなに早く成長する木があるの?なんだか怖くなる。

 

住宅街の中のほんの小さな庭である。だけど、普段から管理する人がいないと、とんでもない状態になってしまうのだと思い知った。広い公園や雑木林でなら歓迎できるような繁殖でも、ここでは迷惑至極となってしまう。「私は木が好き♡」などと呑気なことは言っていられない。

 

夫は、その隣に生えてきていた、同じ木と思われるまだ若い苗木も切ってくれた。玄関前のもちの木(こちらは父が植えた木)も、枝が人の頭にかかるくらい伸びてきていたので、その枝もカット。

 

問題は切った幹や枝の処分だ。
粗大ごみを回収しに来てくれた係の方に、どうすればいいかを彼は聞いた。すると、可燃ごみに出せばいいと言う。ただし、葉のついた枝を幹からはずし、幹は短く揃えて紐で縛って出す、枝は小さくカットして指定ごみ袋に入れて出す。一度にたくさん出すと持って行ってもらえないから、何度かに分けて出す。とのこと!

 

今回は、可燃ごみの日まで滞在しないので、幹の部分だけは軒先に転がして次回に処理することにし、枝と葉はN市の我が家に持ち帰ることにした。このカットする作業がまた大変で、45リットルの袋3杯、ほとんどを夫が処置してくれた。何時間かかったんだろう、暑い中、汗びっしょりになって頑張ってくれた。

 

おかげで、今年の秋冬は、枯れ葉でご迷惑をかけることは少なくなりそうだ。けれども、こんなに小さな庭でもこんなに苦労しなければならないのかと、私は怖気づいている。

 


今回は、他にも家の中の不燃ごみを集めて持ち帰った。また、リサイクルショップに行き遺品を出してきた。家にあった6つほどの花器や花台、父の釣り道具の錘、海外土産の民芸品などを、丁寧に洗ったり拭いたりして送り出せ、ちょっと清々しい気分だ。

 

小さい頃から見慣れた花瓶もあり、サヨナラするのは寂しかったけど、かといって我が家に連れて帰る気にもなれなかったので仕方ない。どこかの誰かに見染めてもらい、どうか可愛がってもらえますように・・・

 

手放した花器たち

 

そうそう、もうひとつ。
実家のポストにはチラシがギューギューに詰め込まれていて、私は毎回うんざりしながら捨てていたのだが、今回は夫が「チラシ入れないで」ステッカーを作ってくれた。ポストに貼る。効果があるかどうか、次回来たときのお楽しみ♪

 

このステッカー、イラストも夫の自作。なかなか味があるでしょ?笑

 

「チラシ入れないで」ステッカー

 

早く終わらせたいと強く思った実家の片付け。だけど、簡単には終わらない。
真夏の作業は辛過ぎるので、次に訪れるのは秋だろう。今度はどれだけ処分できるかな。まあ、最後の最後は業者さんにお願いすることになるだろうけど、できるだけのことは自分たちで仕分けして手放していきたいし・・・その調整に頭を悩ませている私である。

 


さて。冒頭の写真は、帰りに立ち寄った静岡県立美術館のお庭。
キラキラ輝く緑がまぶしくて、とても美しかった。30年ぶりくらいになるのかな。この美術館に続くケヤキ並木のプロムナード、そして芝生園地は大好き。とても広々としていて本当に素敵なのだけど、この日はまあ暑くて暑くて・・・。駐車場から館に到着するまでにグッタリしてしまった。次は、涼しい季節に行こう。笑

 

県美では、開催中の「テオ・ヤンセン展」、そして常設のロダン館で、久々の美術展観賞を楽しめて満足。ミュージアムカフェでいただいたランチも素敵だったし、くつろげた。

 

静岡県立美術館にて

 

結構、長い時間をこの建物内で過ごし、私たちはようやく帰路についたのだった。

 

清水から、まっすぐ帰るのがちょっと嫌だな、と思うようになっている自分に気づく。どこかに立ち寄って、気分を変えてから帰りたい。夫とクルマで来ているときはそれが可能になるから、そう思うのかな。新幹線でひとりで来たときは、まっすぐ帰りたい、むしろ一刻も早く帰りたい、と思うのに。

 

甘えている?いや、せっかくふたりでお出掛けしてるのだから、楽しい時間も作らなくっちゃね、という思いかな。静岡の美しい場所を、夫に紹介したい気持ちも少なからずあるしね。

 

でも、夫は早く帰りたかったかも。笑
帰った翌日、軽く熱中症のような症状を見せた彼に申し訳ない思いを抱きつつ、もう少しこのプロジェクトに付き合ってね、と心で手を合わせる。また美味しいお寿司を食べようね(*^^*)

 

さあ、日常に戻ろう。
やることがいっぱいだ!




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