一筋の光、降り注ぐ光。

人生はなかなかに試練が多くて。7回転んでも8回起き上がるために、私に力をくれたモノたちを記録します。

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薔薇と新緑の“ミナトヨコハマ”へ

毎年5月はローズガーデンへ出向き、薔薇で心を満たすという幸せをいただく、と決めている私。いつもは、ゴールデンウィーク近くになってから、さあ、今年はどこのガーデンへ行こう?と考え始めるのだが、今年は違った。 今年は、横浜。 私は現在、東海地方に…

小さなポピーの思い出

道端に、淡いオレンジ色の花をよく見かけるようになった。ひなげしの一種の、ナガミヒナゲシ。 毎年、この花を見つけるたびに、あの春の日を思い出す。次女が小学校に入学したばかりの、あの頃。 黄色い帽子に真新しいランドセルの1年生たちは、学校が終わ…

駆け足の春に思うこと

今年の桜は早かった。そんなに急がなくても、というくらい早くから咲き始めた。 数回のお花見散歩をしたが、3月下旬でも汗ばむような陽気。「花冷え」という言葉を、使う機会のない年だった。 そういえば、今年初めてツバメを見たのは、3月15日。我が家の前…

心の花にも水遣りを―グリーフワーク

机で調べ物をしていると、鳥のさえずりが聞こえてきた。それがすぐ近くだと気付き、ベランダを見ると、ヒヨドリだった。物干し竿にとまっている。 このお客さんは毎年、春から初夏にかけてよくいらっしゃる。鉢植えのブルーベリーの花を荒らしたり、実を食…

雨上がりのローズガーデン

5月の雨は、五月雨(さみだれ)か? いえ、五月雨は旧暦の5月あたりに降る長雨のことで、つまり梅雨のことらしい。夏の季語でもある。そして、「五月雨式に…」などと言う時は、だらだらと、断続的に、小出しにする、などあまり良い意味で使われない。さつき…

温かい法事と、辛い帰省(後編)

陽を受けて輝く新緑が美しい。私の大好きな5月が始まった。 今、ゴールデンウィークの真っ只中。コロナ禍による行動制限のない3年ぶりの大型連休だということで、どこも賑わっている様子だ。 私は……今年も遠くには行かないつもり。混雑は昔から苦手で、不要…

お父さん、ごめんね・・・

満開の桜並木を歩いていると、自分はこのまま異世界に抜けていくのではないか、と思えるときがある。 毎年、飽きもせず同じような写真を撮ってきたが、今年はあまり気が乗らない。ただ、見つめて、見渡して、桜を感じながら歩いていたい。 桜に限らず、今を…

ときめくモノ、ときめくコト

初雪の後の、深い青空が眩しい。 今年最後のゴミ収集日に追い立てられるようにして、年の瀬の家事の手順を考えたり、買い出しを計画したりしてきたが、今日は、最後の収集日。ゴミが大量に出そうな片付けや掃除や買い物はもう諦める。考えないようにする。笑…

5月の薔薇とカーネーション

子どもたちが幼かった頃。幼稚園のスクールバスを待つ場所は、近所のお宅の玄関先だった。 そのお宅のフェンスには、蔓薔薇が絡ませてあり、このくらいの季節になるとたくさんの赤い花が咲いた。バスを待つ間、甘く清潔なその香りに包まれるのが毎朝の楽しみ…

動力は「憧れ」だった―桜の季節に思い出すこと

憧れ。ただそれだけが、前進するエネルギー源だったんだろうと思う。あの頃の私。20歳だった。 4月になり、桜の花びらが舞う中を歩いていると、これまでの人生で経験した、さまざまな節目のシーンを思い出す。私自身の入学・卒業式だったり、娘たちのそれだ…

花の名は?―心和む優しい春散歩

晴れた春の日は忙しい。暖かくなったら始めよう、晴れたらやろう、と思っていたことが山積みだからだ。 冬物の片付け、寝具の手入れ、ベランダの大掃除。店頭に並ぶ明るい色が嬉しくて、たくさん買い込んでしまった春野菜の調理。 あれもこれも、晴れている…

これまで生きてきて、嬉しかったことはどんなこと?

この季節、お花屋さんの前を素通りするのは難しい。選んで買うとなると、ますます難しい。悩むけど、笑みがこぼれる。 SMAPのあの歌のように、 ひとそれぞれ好みはあるけど どれもみんなきれいだね と、お花たち全部まるごと、褒め称えたくなる。 「人生で一…

「ありがとう」と言われた気がした―母のことをもう少しだけ

清水の実家にはお仏壇がない。理由は聞いていないが、父は次男だし、結婚してからは転勤族となり、引っ越してばかりだったから、だと思う。薄給の公務員だったし。 ただ、父の家の先祖代々の霊を祀る紙と、母のお父さん(私の祖父)の戒名を書いた紙(紙位牌…

ローズガーデンに行こう!

ここは、天国なの? 気がつけば私は歩みを止めて、ポカンと周りを見渡していた。夢のように美しい。おとぎ話の花の迷宮に迷い込んでしまったようだ。 ・・・いや、もちろん迷い込んだわけではなく、嬉々として入っていったのだけど。 咲き誇るとは、まさにこ…

金木犀の咲く頃

朝、窓を開けると、甘く清らかな香りの挨拶を受ける。向いの庭の金木犀だ。 去年、初めてこの挨拶を受けたとき、いったいどこから?と、辺りを探したものだ。引っ越して最初に迎えた秋で、近所のことがまだよくわからなかったから。香りは遠くまで届くのに、…

香らない薔薇なんて

日本には、いったいどれほどのローズガーデンがあるのだろう。 薔薇の季節が訪れる度、落ち着かなくなる私である。行きたい薔薇園は数多くあれど、なかなか自由に飛んでいけない身。しかし、比較的近くにある馴染みの公園、久屋大通庭園フラリエで「ローズフ…

天に花、地にも花

今日まで生きてきて、いったいどれほどの数、桜の写真を撮ったことだろう。毎年、毎年、まあ飽きもせずに、似たような写真をたくさん撮っている私。案外みんな、そうなのかな? 「さあ、私を撮って」 桜の花にはいつも、そう言われている気がしてしまう。 今…

湿った日が続いても腐らないでいよう

各地で桜が開花している。いよいよ、春本番かな。スズラン、ムスカリ、タンポポ、スイセン…。いつも通る緑道にも様々な花が咲きだして、歩いていても心が弾んでくる。 3月が終わる。毎朝見ていた連続テレビ小説の「べっぴんさん」も明日が最終回だ。 私は卒…

心の中の「秘密の花園」

もしも私が家を建てたなら小さな家を建てたでしょう という歌があった。小坂明子の『あなた』だ。私はまだ子どもで、自分もいつか家を建てるのかな、どんな家を建てようかな、などと無邪気に憧れていた。そして、家とセットで「庭」のことも大切に想像し、夢…

そこに花がある、という幸せ

子どもの頃、ごく普通に家には花があった。母が市場やスーパーで食材と一緒に買ってきて、いくつかの花瓶に飾っていた。少量だし派手なものではなくて、本当にささやかな彩りだったけれど、そこに花があるというだけで、私は少し嬉しかった。 大人になって家…

薔薇の香りに魅せられて

ここ数日、自分が書いてきたコラムやエッセイを整理している。時事ネタや私生活の出来事に時の移ろいを感じる作業だ。いちいち読み返すつもりはなくとも、いくつかの話にはつい立ち止まってしまい、懐かしさを噛みしめる。そんな中に「薔薇の香り」というタ…

薔薇の花のプロポーズ

長女の婚約記念日だ。去年のこの日、108本の赤い薔薇の花を抱えて、涙ぐんで帰ってきた娘の姿がよみがえる。 彼氏、つまり現在の婿どのは、なかなかロマンチストのようで、こういったサプライズが大好きなのだそうである。 花が嫌いという女性には会ったこと…