一筋の光、降り注ぐ光。

人生はなかなかに試練が多くて。7回転んでも8回起き上がるために、私に力をくれたモノたちを記録します。

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薔薇と新緑の“ミナトヨコハマ”へ

 

毎年5月はローズガーデンへ出向き、薔薇で心を満たすという幸せをいただく、と決めている私。いつもは、ゴールデンウィーク近くになってから、さあ、今年はどこのガーデンへ行こう?と考え始めるのだが、今年は違った。

 

今年は、
横浜。

 

私は現在、東海地方に暮らしていて、ありがたいことに近場にも素敵なガーデンはいろいろある。けれど、今年はさまざまな思いから、ローズガーデンは横浜に行くと決めていた。いや、ガーデン云々よりも先に、まず横浜ありき、だったかな。

 

実はここ数年、横浜、それも「港の見える丘公園」を何十年ぶりかで訪れたいと、ずっと願っていて。そんな中、去年、ある方のブログ記事を拝見し、行くなら薔薇の季節にしようと決めた、というのが正しい。あかねさん、素敵な記事をありがとうございます(*^^*)

 

✻きっかけをいただいたあかねさんの記事

akane2020.hatenablog.com

 


今週、ゴールデンウィークをちょっと外して、2泊で夫と小旅行をしてきた。

 

さまざまなメディアを通して横浜の変容は知っていたつもりだったが、桜木町のホテルの部屋に入った途端、大きな窓いっぱいに広がる横浜港と「みなとみらい21」の絶景が目に飛び込み、言葉を失った。これは、私の知らない“ミナトヨコハマ”だ。

 

夕方、桜木町駅前から「YOKOHAMA AIR CABIN」というロープウェイに乗って、横浜ワールドポーターズ前の運河パークへ渡った。

 

赤レンガ倉庫のあたりを歩いてみる。整備された道や公園の暮れていく様子が、とても美しかった。

 

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夕暮れの光線が芝生に差し込む

 

もちろん、大観覧車にも乗る。そりゃあ、乗りますよ。笑
夕暮れの景色は徐々に夜景へと変化していき、全方向、どこを見てもキラキラと輝きだす。綺麗だなあと、ため息が出てしまう。

 

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見るのも乗るのも大好物な観覧車

 

さっき乗ったエアキャビンが、まるで蛍のように淡い灯りをともしながら、ゆっくりと空中を動いていて、なんだか可愛い。汽車道を歩いて帰る間も、つい何度も写真を撮ってしまった。笑

 

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近未来的な印象を受けたエアキャビン

 

 

さて、翌朝。
この日は薔薇に会いに行くと決めていた。お天気が心配だったのだけど、幸いピカピカの晴天だった。

 

まずは「港の見える丘公園」を目指す。東京に住んでいた20代の頃は、休みの日によく散歩に来ていた懐かしい公園。今回の短い旅の、一番の目的地である。

 

どういうルートでそこへ行くかギリギリまで迷ったが、結局いろいろあって、みなとみらい線で馬車道駅から元町・中華街駅まで行き、元町商店街を少し歩いて、途中で汐汲坂を登りフェリス女学院のある交差点を左折、山手本通りをゆっくり散策しながら向かうことになった。

 

山手の町並みは、私の記憶にあるそれとほとんど変わっていなくて、なんとなくホッとした。

 

ベーリック・ホールに寄り道。イギリス人貿易商B.R.ベリック氏の邸宅として、J.H.モーガンの設計で1930年に建築された西洋館。無料で公開されている。

 

新緑の庭から自然光が差し込み、よく手入れされた寝室や子ども部屋に居心地の良さを感じた。建築にも、家具調度品にも、時代を感じる多彩な装飾が施されていて目を奪われる。往時を想像しながらの館内見学は心が弾んだ。

 

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ベーリック・ホール

 

 

再び歩き始める。元町公園の緑が眩しい。懐かしいティールーム、えの木ていに差し掛かるあたりから、道行く人が増えてきたことに気づく。

 

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えの木てい

 

連休あけとはいえ、こんなに素敵な場所なのだから観光客が多いのは仕方ないか。ましてや、今は「横浜ローズウィーク2023」(6月11日まで)という、市をあげてのお祭りの真っ最中なのだから。

 

gardennecklace.city.yokohama.lg.jp

 


目的地の「港の見える丘公園」に到着したのは、11時頃。薔薇は朝によく香るので、もっと早く来れたら良かったのだけど、いろいろあって、この時間に。

 

それでも、5月の陽光をいっぱいに浴びて、薔薇たちは光り輝いて迎えてくれた。なんという彩り豊かな薔薇の庭園。港や洋館を背景にできたり、起伏や曲線の小径があったり、この公園ならではの立地を活かした夢のある演出がされていて、本当に素晴らしい。

 

どこを切り撮っても絵になるのだが、ただ、どうやっても人が映り込んでしまう。来ている人ほぼ全員がカメラマンでもあるから、みんなが残念に思っていることだろうけど。しかし、GW外してもこれなら、大型連休中は、いったいどんな状況だったのだろうか。

 

見渡してみると、わりと年配の方が多い気がする。ご夫婦連れや、女性グループが目立つ。母と娘だろうな、と思われるふたり連れもちらほら。ツアーで大勢でいらしたんだろうな、という人たちもいた。みんな、笑顔がとてもいい(*^^*)

 

さて。
薔薇は香り重視の私。もちろん、クンクンした。この薔薇園には「イングリッシュローズの庭」「バラとカスケードの庭」とともに「香りの庭」(沈床花壇)がある。その辺りを歩いているだけで薔薇の香りに包まれ、ハッピーな気持ちになるのだった。深呼吸をせずにはいられない。

 

いつか、自宅で薔薇を育てることになったら、必ず好きな香りのする品種を選ぼうと、決意を新たにした。

 

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瑞々しい薔薇たち

 

 

ところで、港の見える丘公園では、約330種、約2200株の薔薇を観賞できるとのこと。これは、例えば私が過去に何度か訪れた「ぎふワールド・ローズガーデン」の約6000種、約2万株の薔薇と比較すれば、確かにそれほどの規模ではないとも言える。

 

ただ、広大なガーデンは、歩くだけで本当に大変だ。全てを堪能するためには、多分、一日がかりになるだろう。丘公園くらいの規模をゆっくり歩いて薔薇を楽しみ、他の観光名所も併せて横浜での思い出を深いものにしていく、というのも、とても素敵な方法だと思う。そのときどきの気分に合わせて、ローズガーデンを選びたい。

 

この日、夕方訪れた山下公園の薔薇の花壇群も素晴らしかった。港を感じながら、たくさんの薔薇をたっぷり楽しめるお散歩。なんて贅沢なんだろう。しかもこれ、無料なのだ。

 

港の見える丘公園もそうだけど、薔薇って手入れも大変だろうに、無料でこれほど整備されたローズガーデンを見せてくれるなんて、横浜はすごいな!と、妙なところにも感動している私だった。

 

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山下公園の薔薇園

 

 

この後、大さん橋まで歩き、帰りは観光スポット周遊バス「あかいくつ」に乗って、ちょっとだけ遠回りをしながら横浜港を楽しみ、桜木町に戻った私たち。ここでも、市営交通でこのサービスは素敵♡と盛り上がったのだった。

 

翌日は東京散策をして帰路につく予定。部屋に戻って「東京も楽しみだね」と言いながら、窓の外の夜景を、特にカラフルな観覧車を、いつまでも見ていたかった私である。この町が好きで、なごりおしくて。

 

多分、遠からぬ未来、私は再び横浜を訪れるだろう。間違いない♪

 

 

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好きな雰囲気(大さん橋入り口あたり)

 

✻この翌日の東京散策も、ちょっと面白かったのですよ。毎日2万歩ペースで歩き、足も腰も今、悲鳴を上げているうえ、これからちょっと忙しくなりそうで、続きがいつ書けるかわからないのですが、余力があれば後日、東京編も書き残しておきたいと思っています。
それにしても、年々衰える我が体力には閉口します。自愛でいくか、ハッパかけていくか、いつも迷うのです。笑

 

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