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一筋の光、降り注ぐ光。

人生はなかなかに試練が多くて。7回転んでも8回起き上がるために、私に力をくれたモノたちを記録します。

宇宙へ想いを馳せる時間

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とても久しぶりに点描曼荼羅画を描いた。

 

去年の11月に『借金2000万円を抱えた僕にドSの宇宙さんが教えてくれた超うまくいく口ぐせ』(小池浩著:サンマーク出版)電子書籍で読んで、「宇宙の法則かぁ…」とつぶやき、「またマンダラさんを描きたいな」と思い、ようやくそれを実行したという次第。

 

黒い紙に無数の光の粒を置くことで大いなる宇宙の広がりを実感し、その時間を過ごすことで心の状態がニュートラルになった、という記憶がよみがえったからだった。「宇宙」からの連想での曼荼羅画だったわけだ。

 

ところで、この本は新聞広告で見つけたのだけど、そこに書かれていた

 

「無理、できない」「やっぱりダメか」、宇宙へのマイナス「オーダー」をやめろ!

 

というコピーが、妙に引っかかったのを覚えている。最近それに近いセリフをよく口にしている夫に読ませてみたくなり(心配だったから)、彼の同意を得て購入に至ったのだった。

 

変なタイトルだし、なんだかノリが軽いし、このコピーがなかったらきっと素通りしていたと思う。もしも口ぐせが「オーダー」だったら?という動揺と、「宇宙」って人の気持ち(意識)とどうつながっていると考えたらいいの?という興味で、私自身も是非、読んでみたくなったのだ。

 

結果から言えば、読んで良かった。多額の借金を無事完済した著者の実話ということで、どのように宇宙の力を借りて、奇跡のような幸運を引き寄せたのか、とても興味深く読めたし、この手の本としては軽快なスタイルの文章と構成で、大変読みやすかった。

 

著者の脳内イメージである「ドSの宇宙さん」も面白いキャラで楽しかったし、何といってもこの宇宙さん、思わずメモをとりたくなる「ナルホド!なヒント」をたくさん伝えてくれたのだ。夫も私も、二度読んでしまった。

 

それからいつも、なんとなく「宇宙」のことを考えていた私だったが、ふと、二十歳前後に読んだ筒井康隆の『エディプスの恋人』を思い出した。そこで先日、書棚の奥から探し出して、古い文庫本を読み返してみたのだ。

 

そこに描かれていた、全宇宙を支配する「母なる意志」の存在、というものに、当時かなりショックを受けた覚えがあるのだが、哀しいかな、感性が摩耗した現在、さほどの感銘は得られなかった。なるほど、こういう話だったっけ。

 

でもそうか、あの頃から「宇宙」には遍在する「意志」があり、それを感じる人間が古今東西、さまざまな「全知全能の神」として信仰してきたのかなあ、なんて考えるようになった気がする。ちっぽけな人間には、それが真実かどうか突き止めることなんて、到底できないのだろうけれど。SFは想像力を刺激してくれて面白い。

 

さて、そんなこんなで今回のマンダラさんである。これまでは主に15cm四方の紙に描いていたが、今回は27cm四方にトライしてみた。大きい分、たくさん点を打たねばならず、時間がかかったが、外への広がりを表現しやすくなり、仕上がりが近づくにつれ、嬉しくてたまらなくなってきた。

 

直感で線を引き、円を描き、色を選び、点でグラデをつけながら塗っていく。プラネタリウムでかかっているようなヒーリングミュージックを聞きながら、平穏な精神状態になっていくのを感じる。

 

私の場合、どうしても幸せを願いながら、祈りを込めながら、の作業にはなってしまう。自分のこと、夫のこと、娘たちのこと、親たちのこと、友人たちのこと。私の大切な人たちが問題を抱えていることが心配で、皆、幸せでいてくれますように、と思わずにはいられない。私の宇宙に愛を込めて「オーダー」するのだ。

 

私にとっての点描曼荼羅とは何だろう。祈ったり、誰かを心配したり、雑念も湧いてくるのだが、時折「あれ?」という感じで、「今、無我の時間が訪れていたよね」と気づくことがある。瞑想状態だったのかもしれない。

 

そんなとき、不思議な思いとともに、肌感覚で「宇宙」を感じられた気がして、もっと言えば大いなる存在に守られているような気がして、私はとても満ち足りた気持ちになる。

 

出来上がった曼荼羅画は、今回初めて壁に飾ってみた。どうしてだろう、心の中に「自由」という言葉が浮かんだ。