一筋の光、降り注ぐ光。

人生はなかなかに試練が多くて。7回転んでも8回起き上がるために、私に力をくれたモノたちを記録します。

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光も雨も、美しい5月を存分に味わおう!

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1年で一番忙しいのは、私には12月より5月かもしれない。薫風に揺れる若葉が美しく、気温も湿度もちょうど良く過ごしやすい、一番好きな月。だから、とにかく無駄にしたくない。味わい尽くしたいという気持ちで、焦りさえ覚える。(笑)

 

まずは、わが家の植物たちと親しむ。モンステラを一回り大きな鉢に植え替え、ローズゼラニウムの挿し木をし、ベランダのハーブたちを整え、少し花を買い足す。

 

ぐんぐん大きくなるハーブは、どんな料理に使おうかと楽しく悩ませてくれる。チャイブやセージは、可愛らしい花も収穫。彩りになるだけでなく、結構、美味しい。

 

次に、薔薇のフェスタをやっている公園に出向き、春咲きの薔薇たちの極上アロマを心ゆくまで堪能する。自分の家では切り花で薔薇を楽しむ。香り高いイングリッシュローズ系の小さな花束を、夫に買ってもらった。(是非、毎年恒例にしたい。小さくなくてもいいけど!)

 

母の日も5月だ。実家の母への贈り物、今年は「愛彩祭」のプリザーブドフラワーリースにした。「生花はちょっと…だけど、お花を贈りたいな」というときに、とても重宝するショップだ。もちろん自分用にも。昔、ドライフラワーのクリスマスリースをお願いしたら、とても素敵に仕上げて送ってきてくれた。細かな要望を聞いてくれたり、贈り物のときは、仕上げた作品の写真を確認のため送ってくれたり、丁寧なメールのやり取りも好印象。


花やグリーンで心は華やぐが、同時に害虫対策の季節でもあることを、忘れてはならない。私以上に虫を怖がる次女とともに、今年も真剣に取り組んだ。次女はハッカ油で虫よけスプレーも作ってくれた。

 

窓ガラスや網戸を綺麗にするのにも、5月はピッタリ。窓を開けても寒くなく、暑くもなく、まだ蚊もいないから。サッシレールもしっかりブラシで洗い流す。ピカピカに磨き上げたガラス窓から見る外の景色はクリアで、思わずニッコリ。気持ちいい!

 

同時にカーテンも洗う。濡れたままカーテンレールにかけても、窓を開けておけば、この季節はすぐに乾く。今年は寒暖差がジェットコースターのように激しかったが、五月晴れの日を選んで、私は毎年これをやる。10月にもう一度、窓ガラスとカーテンの手入れをすれば、師走の大掃除がずっと楽になる。

 

そして、5月で忘れてならないのは、外歩きの楽しさ!
晴れた日は、寸暇を惜しんで散歩をする。家にいるのがもったいなくて。

 

自然豊かな場所へピクニックにでも行けたら一番なのだけど、なかなかそれも難しいので、私は近所の川沿いの緑道や、少し離れた所の田畑の脇道などを歩いている。百花繚乱の季節、あちこちのお庭の様子にも心がときめく。

 

どこもかしこも、キラキラと光が溢れている!

 

植物も良いが、鳥も楽しい。5月10日~16日は、愛鳥週間だしね。巣作り、子育てシーズンの小鳥たちは、活発に動き回り、可愛らしいさえずりを聞かせてくれる。この時期、渡りの途中で立ち寄る野鳥が多いので、見たことのない小鳥に出会えたりもする。
「はじめまして。あなたは、だあれ?」

 

野鳥の名前を、もっと覚えたいな。

 

以前からなんとなく、そんなふうに思っていた。日本野鳥の会のオンライン野鳥図鑑なども何度か見ては、自分の見た鳥が何という名前だったのかを探したり、「こんな美しい小鳥がいるのね、どこに行けば会えるのかな」などと夢を膨らませたりしていた。

 

そして昨日、ついに探鳥会に初参加(無料)。夫に付き合ってもらって、集合場所へ。双眼鏡を貸していただき、大きな公園内でのバードウオッチングを楽しむことができた。

 

初心者もいいところの私である。ちょっと勇気が必要だったのだけど、本当に行って良かった。こんなに楽しいとは思わなかった!

 

あいにくの雨。しかし、鳥たちは雨の中でも動き回っていた。ツバメもシジュウカラもムクドリも、空中で、木の上で、芝生の上で、一生懸命餌を探していた。池ではアオサギが魚を狙って忍び足。私は見られなかったが、カワセミも飛んだらしい。

 

コブハクチョウが優雅に泳ぐお堀のそばに来たとき、「あ、オオヨシキリがいますね」と、小さな声がした。鳴き声でわかる人を尊敬の目で見る。双眼鏡で探したが、私には見つけられなかった。

 

参加人数は17人だった。去年は50人くらいいたとのことで、雨の影響で少なくなってしまったのだろう。けれど、そのおかげで、鳥に詳しい会員の方から頻繁にお話を聞くことができた。皆さん、親切で優しい。そしてもちろん、鳥が大好き。話しているだけで、嬉しくなってしまう。

 

そして、双眼鏡ってやはり、すごい。小鳥は近づくと逃げてしまうから、いつも遠くから見るだけだった。けれど、双眼鏡なら近づかなくてもすぐ近くに見える。手に取るように様子がわかる。そんな当たり前のことに感動していた。

 

傘をさしながらの鳥探しは、やはりちょっと大変だし、袖や足元が濡れて不快ではあったが、嫌な気持ちにはならなかった。5月は雨の日も綺麗なんだなぁ、と感じて。

 

花や葉が雨粒に輝き、池やお堀の水面に光の散乱が起こる。樹々を見上げれば、まだ柔らかい緑色が夏とは違う深みを見せ、グレーの空に彩りを添えている。雨音の向こうから聞こえてくる鳥たちのさえずりは、耳に心地よい。

 

「いる、と思って探すと、見つけられることが多いよ」

 

小鳥いないねーと参加者が言っていたら、ある会員さんが、そうおっしゃった。深い言葉を聞いたようで、ちょっとハッとする。樹木の発するアロマを胸いっぱいに吸い込んで、なんとなく夫と目を合わせた。

 

5月は半分、残っている。週末は長女一家の家まで遠出するし、そういえば我々の結婚記念日も。さあ、まだまだ楽しい、忙しい。