一筋の光、降り注ぐ光。

人生はなかなかに試練が多くて。7回転んでも8回起き上がるために、私に力をくれたモノたちを記録します。

春の海で集合!―伊勢志摩に遊ぶ4人旅

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いったいどれだけ笑っただろう。仕事に家事に介護にと、忙しい毎日を送る4人が伊勢志摩の旅をした。「みんなで春の海を見ようよ」と、関東と関西、東海から現地集合で。

 

この4人での旅行は約3年ぶり。

 ※そのときの記事↓
 再会の旅は、夏の軽井沢(2015.8.31)

軽井沢の旅があまりにも楽しかったので、年に1回くらいの頻度で集まりたいね、と言っていた。しかし、皆それぞれ多忙な上、年相応な親や子供たちのライフイベントが頻発、本人の体調も不安定という現実が続く中、この時期になってようやく実現した二度目の旅行だった。

 

なんだろう、すごく楽しい。すごく浮き立ってしまう。鳥羽に着いた最初の晩に、部屋で私たちがやったことは、驚くなかれ、バースデーパーティーだ。

 

小さなホールのケーキを現地で買って、ロウソクを立てて「ハッピーバースデー」を歌う。1回だけではない。ひとりひとり、順番に祝っていく。動画を撮るのだが、ちゃんとリハーサルもする。延々とこれをやるので、ついにはロウソクが短くなってしまった。

 

はしゃぎ過ぎだろ、ばあちゃん!

 

今はまだヨチヨチ歩きの孫たちが大きくなったら、きっとこう呆れるに違いない。

 

でもね、ちゃんと理由があるんだよ。おばあちゃんたちはみんな、毎日本当に頑張っているの。それを、このグループの仲間はちゃんと知っていてくれて、ひとりひとりを心を込めて労いたいと思っているの。湿っぽいのは私たちには似合わない。だから、こんなふうに笑いながら、はしゃぎながら、歌いながら、手を叩きながら、お互いの頑張りを称え合っているんだよ。1年分のみんなの誕生日を、祝い合っているんだよ。

 

おっと!うっかりおばあちゃんと書いてしまったが、みんな、とても孫がいる年には見えないので、そこのところは強調しておきたい。一番年長のTちゃんには、本当にまだ孫がいないし、ダイアン・レインみたいに綺麗だ。他の2人も素敵で、純情でとてもチャーミング。

 

関東組の2人は、お伊勢さんが初めてとのことで、下宮、内宮ともにゆっくりと歩いて回った。五十鈴川のせせらぎに目を細め、大きな杉の木をまぶしく見上げる。さすがにこういう場所では、大人女子は、はしゃがない。桜のはなびらが舞い落ちる中、神様にご挨拶をし、愛と感謝を伝えた。

 

そして、伊勢から志摩へ。美しい英虞湾が近づいてくると、ドライブはぐっとリゾートの雰囲気を増す。やっぱり、春の海はいいな。仕事のためこの日帰らなくてはならなかったMちゃんも、いつかまた一緒に行こうね。

 

お天気に恵まれた。汗ばむほどの陽気で春コートは出番なし。潮風の心地よさといったら!

 

ホテルの広い庭を散策すれば、ウグイスやイソヒヨドリの可愛らしい声。沈んでいく夕日と、昇ってくる大きなオレンジ色の月。目にも、心にも、焼き付けておきたいと思った。

 

でもやっぱり、ケラケラ笑ってしまうんだよね、私たち。もう、なんでそんなに面白いことばかり言うの?(笑)

 

夜遅くまで話し込む。疲れて眠いのに、寝てしまうのが惜しい。打ち明け話もするし、真面目に相談もするけど、いつの間にか他愛のないことでベッドに突っ伏して笑っている。全然性格の違う私たちだけど、どうしてこんなに仲が良いのだろうね。

 

遠い昔、アルバイトで滞在したことがある賢島にも出向いた。志摩観光ホテルで美味しいケーキをいただき、2年前のサミットで米国のオバマ前大統領も歩いたと言う道を通る。そんな場所でもカラスに気を取られ、駐車場を見失ってしまう私たちである。

 

37年前の今頃だ。入社式後の私たちは、神戸の研修センターで寝食を共にしていた。あのときに、この友情の芽が生まれていたのだろう。研修を終えて東京に戻ってからも、何でも話して支え合ってきた。転職してからもよく会っていたし、一緒に遊びにも行った。私が東京を離れるまで。

 

あれから長い年月が流れた。年を重ねるにつれて、本音を言える相手はぐっと少なくなってくる。心から心配してくれる友だちというのも。だからこそ、長く続く素敵な友情を手にしたことの幸せを噛みしめる。大事にしていきたいと強く思う。

 

「20年後の私たちかな?」
Yちゃんが目をやった先には、70代とおぼしき女性客4人組。楽しそうに語らってくつろいでいる。とても良い笑顔だ。目尻のシワに、互いを慈しむ優しさと誇らしさが感じられた。

 

Tちゃん、Mちゃん、そしてYちゃん。これまでも、そして今もなお、問題や課題の多い私たちの人生だね。でも希望を持って、笑いながら歌いながら、歩みを続けて行こうね。

 

それぞれ歩く道は違うけど、残りの人生もずっと励まし合って生きていけたらいいね。そしてまた、何度でも一緒に旅をしましょう!