一筋の光、降り注ぐ光。

人生はなかなかに試練が多くて。7回転んでも8回起き上がるために、私に力をくれたモノたちを記録します。

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会いたいね。そうだ京都、行っちゃう?

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秋の京都へ行って来た。関東に住む友から「この日、会えない?」と誘われたのが、その日の12日前。旅行というのは随分前から計画しなければならないものと思い込んでいたが、今回、パタパタと決まっていった。

 

旅行しない?いつにする?どこに行く?から始めていくと、なかなか決まりづらいけど、日にちや場所の縛りがあると、案外まとまっていきやすいのかもしれない。LINEのおかげもある。グループ間の相談が早い。便利な時代になったものだ。

 

メンバーは、この春、伊勢志摩へ行った4人のうちの3人。1人は残念ながら仕事で都合つかず。うーん、急だったものね、ごめんね。4人揃っての旅はまた近いうちに実現しようね!

 

本当に、この忙しい人たちと1年の間に2回も一緒に旅ができるなんて、思いもよらなかったよ。

 

みんな、住む地方がバラバラなので、集合場所は悩みどころ。今回はあまり時間もないので駅上のホテルをとり、ロビーに集まった。その場で荷物を預かってもらって、すぐに出発。コインロッカー要らず。効率が良くて、これは正解だった。

 

京都はこれまで何度か行ったはずだが、あまり記憶に刻まれていない。修学旅行とか出張の仕事後とか、駆け足でちょっと見てきたくらいで、旅らしい思い出がないのだ。ちゃんとした京都旅は、だから私、これが初めてだと言える。

 

しかし、京都って果てしないね。さすがは世界屈指の観光地、見どころ多すぎ!

 

京都は何度も来ているTちゃん@関西在住 が「どこへ行きたい?」と聞いてくれるが、選ぶの難しい~!ネットや「ことりっぷ」を見て候補を挙げ、絞っていくのに苦労した。

 

私たちの年齢や体力を考え、「休憩多めに」「長い階段は敬遠して」などと、ちょっと弱気なところが情けないけど、翌日から仕事や介護に忙しい日常が待っているのだから、そこは慎重にならざるを得ない。膝やら腰やらを庇いながら、無理のないコース設定を考える。

 

でも、絶対楽しい旅にするわ!
そこは譲らない。顔を上げてにこやかに歩く、あくまでも明るい私たちだ。

 

まずは嵐山へ向かった。でも、鉄道路線図をちょっと見間違えて、山陰本線の保津峡駅まで行ってしまう。いきなりこれか?と焦ったけど、駅のホーム(鉄橋の上)から見下ろす保津川の美しさに息をのむ。京都駅から20分でこんな絶景になるなんて、京都ってなんて良い所なんだろう。

 

「いいじゃん!間違えて正解♪」と写真を撮って、機嫌よく嵯峨嵐山駅に戻る、性格の良い私たちだった。(能天気?)

 

トロッコ列車に乗ってみたかったけれど、3時間くらい待たないと空席がないとのことで諦め、竹林の道を歩いて天龍寺へ向かう。

 

観光客の多さは想像以上だった。平日でこれなら、週末はどうなってしまうのか。外国の人が半数くらいだろうか。聞いたことのない言語があちらこちらで飛び交っていた。

 

初めての天龍寺。水面に映る色づき始めた紅葉。庭園の池を眺めながら、大方丈の回廊に足を伸ばし、しばし休憩した。午後の光が優しい。ずっと眺めていたくなる、本当に素敵なお庭だった。

 

さて、遅めのランチを、と通りに出て店を探したが、どこも満員。お漬物屋さんで京漬物寿司を買って、桂川のほとりでいただくことにした。渡月橋を仰ぎ見ながらの缶ビールも乙なもので!川面を吹く風が心地よい。

 

そろそろ日も暮れかけたので、バスで永観堂禅林寺へ行くことにした。目的地最寄りの停留所は東天王町。そこまで1本で行けるバスを調べて教えてくれた、嵐山バス停前のお店のお嬢さん、本当にありがとう!京都は親切な方が多いのね。

 

洛東屈指の紅葉の名所という永観堂は、ライトアップが始まっていた。広い境内全体が幻想的な雰囲気。照明に浮かび上がる紅葉ももちろん綺麗だったが、ご本尊の「みかえり阿弥陀」のお顔の美しさといったら。一同ウットリ見とれていた。混み具合も程よい感じで、落ち着いて参拝できたことがとても嬉しい。

 

夕食はホテル近くの京野菜のお店でいただき、ホテルではやはりおしゃべりに花が咲いて、翌朝は睡眠不足でスタート。でも、急遽予約したホテルグランヴィアのお部屋はとても居心地が良くて、ベッドも持って帰りたいくらい(笑)快適だったので、疲労はわりと回復していた。

 ※後で調べたらベッドはシモンズ社製、マットレスパッドはエアウィーヴだった。

 

駅前のバスロータリーから下鴨神社へ向かった。背の高い原生林が広がっている。これが噂の「糺(ただす)の森」。確かに厳かで、とても清らかな「気」を感じる。木々の間から漏れる光にも、空気にも、何か特別な粒子があるのか、胸の奥深くまできれいなものが染みわたり心が洗われるようだった。

 

鴨川と高野川が合流するあたりの橋を渡り、「鴨川って本当に素敵な川だよね」と、しばし佇む。ちょうどお昼になったので、近くの商店街の横丁にあった可愛らしいカフェでランチ。この後、歩いて京都御所へ向かったのだけど・・・。

 

京都御所、広い!Yちゃんの友人は、ここを犬の散歩コースにしていると言う。優雅だけど、広大過ぎて大変だよね、きっと。体力も尽きてきたしタイムリミットも近づいてきたので、京都駅に戻ることに。

 

またまた市バスを使った。京都はバスに詳しくなると移動が楽なんだろうな、と思う。次に来るまでに、もっとバス路線の知識を入れておきたい。

 

市バスは一律230円でお得感があったが、一日乗車券カードというのが600円で買えるそうなので、3回以上乗るなら、その方が割安。今回は両日とも2回の乗車だったし、交通系ICカードがラクだったから良いのだけどね。

 

京都駅で、在来線に乗るTちゃんと別れて、新幹線のぞみに乗り込む。Yちゃんも私も、笑っちゃうくらい疲れていて、座席に着くなり二人でふくらはぎのマッサージを始めた。こういうケアは、早い方が良いのだ。

 

それにしても、3年前にみんなで軽井沢に行ったときよりも、認めたくないが、確実にからだは衰えている。歩くことには自信があった私も、この夏からの膝の不調が不安だった。2日間、不思議なくらい痛まなかったのは助かったけれど。

 

楽しい旅を終えて戻る日常は、みんな、なかなかにハードだ。勤めも介護もない私が一番お気楽だけど、それなりに不在中の用事が山盛りになって待っている。ちょっと心配事もあったし。

 

旅は、年を重ねるほどに疲労が残る。帰ってからのパフォーマンスが落ちそうな怖さもある。それでも、出かけたくなるのは、やはり心に光と風が入り、パワーをもらえるからだろう。気の置けない友人となら、なおさら。本当に、今回もよく笑ったね。よく話したね。

 

思えば、出会ってもう37年になる私たち。ここ数年は毎日のようにLINEでおしゃべりもしていて、お互いに応援していて、泣いたり笑ったり。なんだかもう、家族みたいになっている。こんな風に続く友情を得られたことに感謝したいし、これからも大切にしたい。

 

一番しっかり者のMちゃんが不参加だったので、いつも以上に珍道中となってしまった私たちの今回の旅。結構、行き当たりばったりだったかな。でも、ふり返ればいろいろ正解だったし、ラッキーだったと感じている。今度は4人揃って、またどこかへ旅に出ようね。

 

そのためにも、もう少し体力をつけたい。よし、今日から筋トレとストレッチを頑張ろう!


 私たちの旅↓

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